TPEとはゴムとプラスチックの組み合わせである、熱可塑性エラストマーのことを指します。
TPEは多くの製造業者にとってラブドールを制作するための良い材料です。
顧客の皆さんにとっては、シリコンなのかTPEを選ぶべきか悩む方も多いでしょう。
ラブドール製造業界での一部の工場では、ラブドールにこれ以上シリコンを使用しなくなっています。
一方でTPE素材の特性を綿密に調べると、TPEの本質が分かり使用するのに苦心する理由も見えてきます。
ラブドールにTPEを使用するメリット
①シリコンよりも柔らかくて弾力性がある
TPE素材を用いたラブドールはシリコン製よりも柔らかく弾力性があります。
当たり前ですが抱き心地、触り心地は一層リアルになります。
またバストやヒップの揺れもよりリアルなものとなるので楽しみが増すでしょう。
②シリコンよりも安価である
TPEラブドールはシリコン製よりも比較的安価です。
TEPラブドールは一部では10万円を切るものもあります。
ラブドール初心者の方も手を出しやすい価格です。
③水系潤滑剤とシリコン系潤滑剤の両方が使用可
この理由により一層プレイを楽しむことができます。
ラブドールにTPEを使用するデメリット
①色移りしやすい
TPE材料はシリコンに比べ染料による着色のリスクが高いです。
そのためコスプレや好みのランジェリーを着せたい方は慎重に扱う必要があります。
しかし汚れ除去クリームなるものもあるので、着色しても落とすことは可能です。
②カビが発生しやすい
シリコンよりもTPEは湿度を保つ素材のため、カビが発生する可能性もあります。
このことからシリコンよりも長持ちしないことも考えられます。
③熱に弱い
TPE材料は熱に弱いです。40度以上の高い温度で、溶けはじめてしまうリスクがあります。
なので一緒にシャワーを浴びたい方にはおすすめできません。
④型崩れの危険性
圧力がかかったときに、最後まで体型を保つシリコン製ラブドールと異なり簡単に型くずれしてしまう可能性があります。
激しいプレイを望む形は要注意です。
TPE材料に対する高温・低温の影響
TPEのラブドールは人間の肌と同じように扱うことをおすすめします。
極端な温度に対する体制は人間の肌とほとんど同じです。
一方でTPE素材に適した性格な温度範囲に関しては現在も議論されており、明らかにはなっていません。
一部の人の間では、-40℃から140℃の間とも言われていますが、絶対的な証拠があるわけではありません。
しかし温度に過敏であることは明らかなのでデリケートに扱う必要はあります。
TPEと高温
いくつかの研究によるとTPEのラブドールは40℃以上の温水に浸すべきでないと指摘されています。
この温水にふれると溶けはじめてしまう危険があるからです。
何度も繰り返しますが、故に一緒にお風呂に入ることは望めません。
またヒーターが当たる場所に長時間置くことも控える必要があります。
TPEと低温
TPEに対する低温の影響は、高温ほど有害ではありません。
人間が寒さで固まるように、同じことがラブドールにも起きます。
ラブドールの肌はこわばります。
あまりにもその状態が続くと硬いラブドールに変わってしまうかもしれません。
しかし温かい水にさらすことで戻すこともできます。
このように人間の女の子と同様温度調整には気をつけてあげないとなりません。
まとめ
TPEのラブドールは、シリコーンのセックス人形と同じように扱うことはできません。
ラブドールの肌の組成は非常に異なるので、製造元によって購入時に与えられているガイドラインを使用することが不可欠です。
ガイドラインはあなたがあなたのTPEラブドールをさらすことができる正確な温度を述べるでしょう。
TPEであれシリコンであれガイドラインに沿って彼女たちを丁寧に扱うことで、ラブドールとの生活をより長く楽しむことができるでしょう。
