今や世界中で大人気、そのリアルさも年々進化し続けているラブドールですがどんな歴史で発展してきたかご存知ですか?
本記事ではそんなラブドールの知られざる歴史についてまとめてみました。
ラブドール初期
1700年代
オランダの船員が旅行中にセックスのできる人形を考え付き、古着で人形を作ったと言われています。
「ダッチワイフ」とはオランダの妻という意味ですが、このことが起源となっているのかもしれませんね。
この船員はこの人形を日本人にも売ったという言い伝えもあります。
1930年代
第2次世界大戦中にナチスドイツが、セックス可能な人形の製造をはじめました。
ラブドール中期
1950年
日本にて初めての等身大のラブドールが生産されます。
人形は、織物やビニール・シリコンで作られたそうです。当時シリコンは超高級材料とされていたため人形も非常に高価なものでした。
1992年
ラブドールの外観がかなりリアルになってきて現在に親しいものが販売されています。
アメリカにてRealdoll、日本にてオリエンタル工業の2つの巨大メーカーが産まれます。
どちらもシリコンでのドールを製造し、それぞれが地元市場で対応しています。
2000年〜2008年
インターネットの誕生により、オンラインで人形が買えるようになったことから一気にラブドールが普及します。
カナダ、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドからの需要が高まり、アメリカ・日本からドールを購入していたようです。
2010年
中国のシリコン人形ブランドDSdollが産まれます。
日本人との合弁事業だったため、短期間にて大きな成功を収めました。
ラブドール近年
2005年〜2013年
ヨーロッパで、ドイツやフランスにていくつかのブランドが登場しました。
値段は高めで1つの人形が$8,000以上です。
2014年
中国にて中流階級層が大幅に増えます。そして20歳以上のひとりっこ政策世代の間でジェンダーの不平等という問題が浮上しました。
多くの家庭で古い伝統から、家族は女の子よりも男の子を望み実際に男性の割合の方が多かったのです。
余った男性はパートナーを見つけることができず、ラブドールの需要が増え始めます。
2014年
需要も供給も増えました。
中国の製造業者は強いスキルを持ち始めました。先駆者であるWMdollsはTPEを採用したドールを生産し始め、価格は大幅に引き下がりました。
2015年
WMドールは大成功を収めます。
業界には6yeプレミアムドールやZ-Oneドールなど他の多くの中国メーカーが産まれます。
中国メーカーの成長は素晴らしいものでした。
中国メーカーによる価格の低いドールの登場により、欧州のドールメーカーの需要は縮小し倒産をももたらします。
2016年
「Sexbot」という用語が産まれます。
RealDollが人工知能を人形に統合することを発明します。
まだまだこの手法は新しく、価格は$10,000を超えています。
しかし遅かれ早かれこのセックスボットも値段は下がり、一般に普及していくでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
今後のラブドールの市場はまだまだ成長していくと考えられ、それにともない価格の低下・質の向上は待ったなしです。
よりラブドールが手に入れやすい世の中になることを願います。